さわがしい夕焼け

heavy-rain
2011年10月22日
554
秋の終わり、近所のお寺でよくひとりで遊んでいた。
落ち葉で埋め尽くされた境内を歩き回ると、葉っぱを踏む音と感触が気持ちよくてー。
あるとき、住職さんが中に入れてくれた。そして細長いクルクル巻きにしたものを持ってきた。
それを広げると地獄の絵が描かれていた。

炎の中に大勢のにんげんと鬼。にんげんはみな裸で
鬼に切られたり、食べられたり、灼かれたり、突き刺されたりしていた。
地獄ではこおゆう事が永遠に続くのだと、言われた。

 永遠って?

 終わりがないことだよ。

その日の帰り道、血のよーな赤いどろどろとした夕焼けが出ていた。
火が燃えるゴオゴオとゆう音や、大勢のひとの悲鳴、叫び声が聞こえてきた。
あの絵を見て怖かったのに、甘酸っぱくドキドキしたこと、
もっと見ていたいと思ったことに、罪の意識が生まれていた。

その日、いつもの道をいつものよおに帰っているのに
なかなか家にたどり着けなかったのは何故なのだろー…