heavy-rain 女性 43才 山形 ★★★

初めて「人狼」という言葉を知ったのは、とてもとても以前(大昔)に観た映画の中だった。
ラース・フォン・トリアーというちょっと変わった感じの映画を撮る監督さんの「ヨーロッパ」という映画の中。
その映画でナチスの「人狼部隊」という残虐非道な部隊があったということを知った。
ドイツ語をカタカナで表記すると「ヴェアヴォルフ」という何やらとてもかっこいい名称となっている。
 
その他、どこかでこの人狼部隊のことを聞いた。小説だったか映画だったかドキュメンタリー番組だったか覚えていない。
 
今「人狼」と検索をかけるとゲームが出てくる。
有名なゲームみたい。
以前にたまたま付けたテレビでこのゲームをやっていた。すごく面白かった。
ゲームとしてではなくホンモノとして行うことを想像するとゾクゾクした。
 
 
ナチスの人狼部隊をネタにした短編小説でとても好きなものがある。
書いたのはジョナサン・キャロルという作家ですごく好きな作品もあるし、とてもつまらなかった作品もある。
 
 
部隊は現代のアメリカ。主人公の男性。恋人が仔犬を飼うことになる。
すごくめずらしい「ズーンデル」という犬種。すごく少ないから高価。
めずらしい特性があって、舌がレモンのような真っ黄色。

でもその犬のブリーダーは言う。
ほんとうに変わった点は舌の白ではなくある反応。ブリーダーも本気では信じてないのだけれどこの犬種にはある伝説がつきまとっていると言う。

昔、ヨーロッパで。狼人間を発見出来る犬を作っていた伯爵がいた。
いろいろな犬や何かを交配させ成功した。
その犬は黄色い舌を持つが、狼人間に触れると眼の色もたちまち黄色くなる。
狼人間から守ってくれるわけではなくただその存在を知らせてくれるというだけのこと。
 だた、それは生後6ヶ月以降のことで、それまではただの普通の仔犬。
 
ブリーダーは言う。
自分はこの犬種の眼の色が黄色くなったところは見たことはない。
よくある都市伝説的なものだろう。でも無視できない逸話もある。
ナチスドイツの人狼部隊が結成されたときまず始めにやったのは「ズーンデル狩り」
ズーンデルを探し出し見つけ出しそして抹殺。ズーンデルが現在すごく数が少ないのは、そのため。
戦争前にアメリカに何匹か渡ったのでなんとかギリギリのところで種を保っている。噂がウソならば、なぜナチスはそんなことをしたのか。
 
オチは書きませんが、この妙なリアリティにぞくぞくした。
ズーンデルという犬種がほんとうにあって
ほんとうに狼男に絡んだ噂があるのかと。
キャロルの全くの創作、つまり架空の犬種であり架空のエピソードなのだけれど。
 
 
こういう話を思いつけるようになりたい…

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2015/05/17 13:32