水銀灯
雪の夜、何もない道。 真っ暗なのに少し明るい。 雪には蛍光塗料が少しだけ入っているのかと思えるよおな、ひんやりとぼんやりと、それなのに完璧な無音で、ほのかなのに鋭い。 きしきしと、自分の足が踏む雪の...
魔法使いの恋
やっとの思いで魔法使いになれた少女に 師匠である魔女王が告げた。 「ひとに恋をすると、魔法は使えなくなる そして、ひととセックスをしても 魔法は使えなくなる 一度失った魔法を取り戻すには...
視線
メチャクチャにしてやりたい。 ズタボロにしてやりたい。 ズタズタに引き裂いてやりたい。 個人のイメージや、単に好き嫌いだと思うのですが 思われて一番嬉しいの そおゆう眼で見られて一番嬉しいのは この3...
カラダの快感
キンとゆう音が聞こえそおなほど冷えた空気 そこに触れるろ皮膚が張り付いてとれなくなるよおな凍り付いた金属 皮膚を切り裂くカマイタチ カラダの芯までとぎすますそれら。 そおゆうものを求めている。 そ...
記録者
僕は彼女にシャワーを使わずに来るように言っている。 おそらく彼女はその通りにしてくるだろう。 僕の知らない場所で、彼女は彼女の望みのものを手にいれてくる。 それがどの様なものなのか、話を聞いて知ってい...
雪葬
「約束を破ると、小指を切られるんだよ」 雪が積もった、ひとのいない公園で、あのコが言った。 ベンチの雪を払いのけて、そこにあのコと二人で座っていた。 よく晴れていたのに、雪が溶けないくらい、寒く...